研究課題/領域番号 |
17K19846
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
栗林 好子 東京医療保健大学, 看護学部, 助教 (50614054)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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キーワード | 模擬患者 / 高齢者 / シルバー人材センター |
研究実績の概要 |
令和元年の計画は、①全国のシルバー人材センターの全国調査(アンケート調査)、②全国の医学・薬学・歯学・理学・看護系大学の全国調査(アンケート調査)、①②から③全国のシルバー人材センターでの新事業としてのSP養成の可能性について検討する予定だった。 しかし、前年度の計画実施(SP養成参加者のインタビューおよび実際のシルバー人材センターの雇用形態などシルバー人材センター職員のインタビュー等 )の段階で、雇用形態「請負業務・派遣紹介業務(依頼主と会員との業務内容受注の有無)」を考慮した大学とSPとの関係、積極的に高齢者雇用に取り組みを目指していない団体、労働・社会貢献・自己啓発意識の低い高齢者等の、SP養成が成り立たない要因が明らかになった。そのため、①②の全国調査を行う前からシルバー人材センターでの新事業としてのSP養成や、実際の大学等でのSP活用の難しさが示唆された。 そこで、厚生労働省職業安定局高齢者雇用対策課の「生涯現役促進地域連携事業」に取り組んでいるシルバー人材センターを含む実施地域43道府県の労働局職業安定部職業対策課(未実施地域4都県:東京・埼玉・福島・山口を除く)での調査に変更し、また並行してシルバー人材センターそのものが中心団体として活動している新潟県、愛媛県においては、センター登録者の新規事業としてのSP養成に関する率直な意見を把握するためインタビュー調査を計画した。その上で、全国のシルバー人材センターでの新事業としてのSP養成の可能性について検討しようと考えた。しかし、全国的な新型コロナウイルス感染の影響で計画そのものが滞っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
全国のシルバー人材センター、全国の医学・薬学・歯学・理学・看護系大学の全国調査に入る前に、シルバー人材センターでの新事業としてのSP養成と実際の活用の限界が示唆されたため計画を変更した。 調査対象を厚生労働省職業安定局高齢者雇用対策課の「生涯現役促進地域連携事業」に取り組んでいるシルバー人材センターを含む実施地域43道府県(未実施地域4都県:東京・埼玉・福島・山口を除く)での調査に変更し、また並行してシルバー人材センターそのものが中心団体として活動している新潟県、愛媛県においては、センター登録者へのインタビュー調査を計画した。 しかし、全国的な新型コロナウイルス感染の影響でインタビューを全面的にアンケート調査に変更する必要が生じたため、計画修正に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
調査対象の変更(全国のシルバー人材センター、全国の医学・薬学・歯学・理学・看護系大学から、厚生労働省職業安定局高齢者雇用対策課の「生涯現役促進地域連携事業」に取り組んでいるシルバー人材センターを含む実施地域43道府県に変更)と、新型コロナウイルス感染の影響でインタビュー調査をアンケート調査に変更する。
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次年度使用額が生じた理由 |
全国調査を実施していないため、それにかかる打ち合わせ費用および人件費、その他の経費が全て次年度使用額として残っている。
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