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2022 年度 研究成果報告書

統合失調症の未治療期間の短縮にむけたゲートパーソンのための簡易包括尺度の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19856
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関千里金蘭大学 (2018-2022)
日本赤十字広島看護大学 (2017)

研究代表者

笹本 美佐  千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (70568104)

研究分担者 水野 雅文  東邦大学, 医学部, 教授 (80245589)
小園 由味恵  安田女子大学, 看護学部, 准教授 (50583928)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2023-03-31
キーワード統合失調症 / 未治療期間 / 評価ツール
研究成果の概要

本研究は,思春期に統合失調症を発症した生徒の未治療期間の短縮化を図るための精神症状および心理社会的側面を含めた包括的な評価ツールの開発を目的とする.
精神症状については,11項目からなるPRIME-Jスクリーニングを採用した.身体的,心理的,社会的側面に関しては,思春期に統合失調症を発症した者に半構成的面接を行い,内容分析により身体的側面4項目,心理的項目9項目,社会的項目5項目を抽出した.また,評価は合計点数が高いほどハイリスク状態となるよう,PRIME-Jスクリーニングと同様に6段階に分けて配点した.今後,身体的,心理的,社会的側面に関しては,妥当性および信頼性の検証が必要である.

自由記述の分野

看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

統合失調症の未治療期間が生活機能や社会機能の障害の改善に関与していることが指摘されている.そのため,未治療期間の短縮化を図ることが重要になるが,統合失調症の場合は,当事者もその家族も病識を持ちにくいことやスティグマ等により自主的な受療行動につながりにくい.
そこで,当事者の身近にいるゲートパーソンとなる職種,学校保健関係者や保健師などがアセスメントできる簡易的な包括尺度を開発することで早期発見や介入が可能となり未治療期間の短縮化および家族の精神的負担の軽減に寄与できる.

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公開日: 2024-01-30  

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