自然環境(下水)の解析について関係当局と調整していたが協力を得られ、食中毒事例が発生した時期に採取され、場所が近い下水検体を用いて解析した。2009年11月から2011年5月までに採取された、GI 10検体、Group I I(GII) 15検体、計25検体について、MiSeq (illumina社)を用いて、網羅的に塩基配列を収集した。しかし、最終年度(昨年度)は、新型コロナウイルス感染症の検査対応のため、2009年12月、2010年1月、3月のGIの解析のみしか準種解析をできなかった。早急に、残りの検体の準種解析を実施し、自然環境、ヒト個体、ヒト集団内に存在する遺伝子型の動態を解析する。
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