研究課題
①愛着障害児において、過去に「いつ」「どのような」虐待を受けたのかについて脳形態との関連について検討した。得られた成果は愛着障害の病態解明および病態特徴に基づいた治療方針の選択等、臨床応用への発展に貢献した(Fujisawa et al. Neuroimage Clin 2018)。②ADHD児では実行機能に関与するCOMT遺伝子多型が大脳皮質-小脳の神経ネットワーク異常に関連していることを実証した(Jung et al. Cereb Cortex 2018)。③社会性に関わるオキシトシン受容体のエピジェネティクス解析から、愛着障害児では、背景にある愛着形成障害が社会脳の未成熟を招いていることを突き止めた(Fujisawa et al. Neuropsychopharmacology 2019)。④ASDとADHDの併存ケースは頻度が高い。ASD+ADHD児と定型発達児の脳皮質容積の違いを明らかにし、併存群では体性感覚野の未発達が存在する可能性が示唆された(Mizuno et al. 投稿中)。⑤視覚過敏をもつAS D児とTD児で視覚刺激に対する反応を MEGを用いて調べた結果、ASD児では両側脳皮質の反応が有意に大きいことがわかった(Aoki et al. J Neurodevelop Disord 印刷中)。⑥ASD 児では、言語理解能力と局所脳トラクトに正の相関を認め、ASDの認知機能と脳構造の関連を実証した (Kato et al. Psychiatry Investig 2019) 。⑦ ASD児には運動が苦手な子どもが多く、小脳の異常が指摘されている。大脳と小脳の機能的結合性を調べた結果、ASDではTDに比べて大脳と小脳との機能的結合の有意な低下が示唆された (Hanaie et al. Front Hum Neurosci 2018)。
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