日本の歴代オリンピック選手コホートを構築し、生命予後(生死)と健康寿命に影響を及ぼすスポーツ外傷・障害の有無、生活習慣(食餌・栄養、喫煙、飲酒、運動など)、心理社会的要因(教育歴、職歴、生活環境、社会資源など)の様々な要因との関連を明らかにする。またオリンピアンに代表されるトップアスリートの方々に特有の長期間高強度運動曝露の影響を評価するために、引退後の運動器障害や疾病罹患リスクの分析を行う。こうにして得られた研究成果は、スポーツ医学、運動疫学の専門家らの評価を経て、トップアスリートのみならず、一般人における健康寿命の延伸に役立つ重要な知見(エビデンス)の確立に寄与することが期待される。
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