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2019 年度 実績報告書

気管いびき音モニターによる小児の睡眠呼吸障害スクリーニング法の開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K19928
研究機関順天堂大学

研究代表者

谷川 武  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80227214)

研究分担者 中野 博  独立行政法人国立病院機構福岡病院(臨床研究部), その他部局等, 臨床研究部長 (90450949)
若槻 雅敏  独立行政法人国立病院機構福岡病院(臨床研究部), その他部局等, 医師 (50796050)
池田 勝久  順天堂大学, 医学部, 教授 (70159614)
井下 綾子  順天堂大学, 医学部, 准教授 (00514762)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード睡眠呼吸障害
研究実績の概要

小児においては、治療を要する睡眠呼吸障害は2~5%と報告されているが、一般集団を対象とした正確な疫学調査による報告はないため、実際は10%前後との予想もある。近年、睡眠呼吸障害の治療によって学業成績が改善した、注意欠陥多動症(ADHD)様の問題行動が改善したという報告をはじめ、数々の臨床研究の知見が蓄積されているが、小児における睡眠呼吸障害の早期発見・治療の系統的な取り組みは皆無である。
以上の経緯から、小児の睡眠状況を把握することを目標として、従来の検査機器とは異なり、睡眠中の小児の行動、体動に左右されない、簡便かつ精度の高い検査機器の開発し、疫学調査を実施した。約700名の児童を対象に睡眠呼吸障害の有病率を調べたところ、約30%程度であることが明らかとなった。また、治療効果についての調査も実施した。一部の小児では、既に本調査後に専門医を受診し、睡眠呼吸障害の改善だけでなく、その併存症である不安症および多動の改善も観察された。

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公開日: 2021-01-27  

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