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2019 年度 研究成果報告書

学習・検証・実践の3フェーズに基づく高血圧・脳卒中発症予測のための人工知能構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19930
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 健康科学およびその関連分野
研究機関帝京大学

研究代表者

大久保 孝義  帝京大学, 医学部, 教授 (60344652)

研究分担者 佐藤 倫広  東北医科薬科大学, 医学部, 助教 (70717892)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード高血圧 / 機械学習 / 成人保健
研究成果の概要

株式会社JMDCが保有する健診データを用い、高血圧発症者と非発症者が同数になるようアンダーサンプリングを行った対象者で機械学習を行い、発症予測のための人工知能を構築した。次に大迫コホート研究のデータを用い、この予測能を測った。結果、ニューラルネットワークよりもロジスティック回帰分析の人工知能の方がややバランス良く高血圧発症と非発症を分類できていた。しかし、いずれの分類能も不十分と考えられた。そこで変数のカテゴリ化等を実施し精度向上を図ったが、大きな改善は認められなかった。脳卒中発症予測についても同様に検討したが、JMDCで構築した人工知能の大迫研究対象者におけるF値は極めて低値であった。

自由記述の分野

疫学・予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

JMDCデータで構築した高血圧・脳卒中発症予測の人工知能を大迫研究データに適用することは困難と考えられた。これは学習と検証に用いたデータに含まれる対象者特性の相違が原因と考えられる。傾向スコアマッチングによる両データの特性を一致させる、データのスケール変換などにより大迫研究データと互換性が取れるJMDCデータの再構築をする、といった前処理に関する今後の検討の必要性を明らかにした点で、本研究は萌芽研究として一定の意義を有するものと考える。

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公開日: 2021-02-19  

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