対象となるドメインを手書き情報のリアルタイム共有に絞って課題について取り組んだ.まず対象をキャンバスへの手書き情報などの二次元情報に限定し,手書き情報のリアルタイム共有という文脈のもとで細粒度アクセス方式の検討を行った.具体的には,ストローク情報の交換方式と整合性の維持方式に関する網羅的な検討を行い, Firebaseによるリアルタイムデータベースによる実装とWebRTCによる任意の端末間での情報転送を通して,十分短いレイテンシで高い分解能での情報共有が行えることを実証した.また実装システムでは,アクセス権限の簡潔な指定と,セキュアな情報交換がともに実現されている.
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