環境情報と親和性の高いBrain-Computer Interfaceを構築するため,光学シースルー方式のMixed Realityについて,環境情報を考慮した選択肢の提示と実際の車いす駆動システムの開発を行った. 光学シースルー方式における基礎的な検討を行った後に,刺激提示手法,脳波解析手法,脳波識別手法を1つのシステムに組み込み,さらにリアルタイムで稼働させることで,実際に利用者意図に基づいて車いすを駆動するシステムを構築した.所定の場所への移動成功精度は68%であり(チャンスレベルは2.8%)適切にシステムが刺激提示,識別,移動までのプロセスを遂行していることを確認した.
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