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2019 年度 実施状況報告書

妊娠各期における妊婦の睡眠の質の様相

研究課題

研究課題/領域番号 17K20012
研究機関和洋女子大学

研究代表者

宮内 清子  和洋女子大学, 看護学部, 教授 (40459649)

研究分担者 藤本 薫  文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (10310476)
阿部 貴行  横浜市立大学, データサイエンス学部, 准教授 (10594856)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31
キーワード人間情報学 / 生涯発達学 / 妊娠 / 睡眠
研究実績の概要

本研究は、妊婦の各期における睡眠の様相の実態を調査し、妊娠各期の睡眠の特徴を明らかにすることを目的とした。
方法は、妊娠初期にあたる14週未満、妊娠中期の妊娠14週から28週、妊娠後期の28週以降のそれぞれの期間に、睡眠調査を実施した。
調査方法は、質問紙調査と睡眠活動調査の2段階とし、質問紙調査では、妊娠初期に基本情報として年齢、妊娠歴・出産歴、家族構成、仕事の有無(フルタイム、パートタイム、その他)、さらに、妊娠各期において、睡眠の質(ピッツバーグ睡眠尺度)、健康関連QOL(SF-36)を調査した。妊娠各期に質問紙により睡眠の質を回答する同期間に、睡眠活動調査を実施した。睡眠活動測定として国内外で最も多く睡眠の調査研究に採用されており、その精度に信頼性を持つ、米国AMI社製アクチグラムを用いた。この装置は、腕時計程度の大きさと重量であり、日常生活において防水機能もあり、通常の腕時計の機能を持つため、被験者の負担は少ない。24時間7日程度の装着をし、活動レベル、睡眠効率、睡眠時間、中途覚醒回数、中途覚醒時間、睡眠潜時など睡眠の質を判定する項目をデータとして得た。また、7日間の装着期間には、測定結果の信頼性を保つために睡眠日誌として起床時間、就寝時間、朝の目覚めのスッキリ感、寝る前にその日の眠さ・だるさの状況を記入してもらった。
今年度は、対象者21名のエントリーがあり、19名について妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期の3時点の調査を終了した。2月までに2019年度が最終年度であったため、2020年2月でエントリーを終了した。2名が2020年度に妊娠中期、妊娠後期の調査が予定されていたために延長申請とした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

対象者のエントリーについて当初の人数には及ばなかったが、妊娠初期から妊娠中期、妊娠後期の3時点まで3回実施できたのは19名中18名である。脱落した1名は、切迫早産で入院したため中止となった。ほか、追加で2名のエントリーがあり、2020年4月、6月で妊娠中期及び妊娠後期の調査を予定している。

今後の研究の推進方策

最終年度であるために、残る2名の調査を実施し、その後解析に取り掛かる。学会発表および論文投稿に取り掛かる予定である。

次年度使用額が生じた理由

調査協力者としてリサーチアシスタントを雇用するために人件費を確保していたが、学内の研究者を研究協力者として確保できたために、今年度の予算を次年度に使用することとした。今後は、分析・解析について専門的助言のため、分担者への分担金、調査データの入力、アンケート調査票の整理などの事務処理のための謝礼金、論文投稿の英文校正に使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] アクチグラフを用いた睡眠評価に関する文献レビュー2019

    • 著者名/発表者名
      宮内清子
    • 雑誌名

      更年期と加齢のヘルスケア学会誌

      巻: 18 ページ: 12-18

    • 査読あり
  • [学会発表] 更年期からのオプチマルヘルスー度の情報が本当なの?より睡眠の質と時間ー2019

    • 著者名/発表者名
      宮内清子
    • 学会等名
      日本更年期と加齢のヘルスケア学会学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] 更年期世代におけるシェーグレン症候群患者さんの睡眠活動の実態2019

    • 著者名/発表者名
      宮内清子
    • 学会等名
      自己免疫疾患研究会(日本シェーグレン症候群の会)
    • 招待講演

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公開日: 2022-12-28  

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