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2018 年度 研究成果報告書

濃度差6桁の多成分ガスを一括測定するGC-MSシステムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K20044
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 環境解析評価およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

豊田 岐聡  大阪大学, 理学研究科, 教授 (80283828)

研究分担者 古谷 浩志  大阪大学, 科学機器リノベーション・工作支援センター, 准教授 (40536512)
中山 典子  大阪大学, 理学研究科, 助教 (60431772)
本堂 敏信  大阪大学, 理学研究科, 招へい研究員 (90723924)
当真 要  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (10514359)
研究協力者 波多野 隆介  
松岡 久典  
岩井 佑介  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
キーワード可搬型高分解能質量分析計 / 多成分ガス自動連続同時分析 / 土壌由来温室効果ガス / マルチターン飛行時間型質量分析計
研究成果の概要

土壌から放出される温室効果ガス(GHGs)を、同時かつ連続的にフィールド観測を行うために、高質量分解能をもつ可搬型質量分析計(MULTUM)を用いた濃度測定システムの開発を行った。主要な成果として、①濃度差6桁をもつガス成分O2, CO2, N2O, CH4の2分間隔での高頻度連続測定システムの確立、②土壌大気間のフラックス測定法の開発、③開発したシステムによる土壌フィールド観測の実施が挙げられる。フィールド観測の結果から、GHGフラックスの変化が土壌水分や温度などの環境変化に関連していることが示された。

自由記述の分野

質量分析学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発された世界で唯一の可搬型高分解能質量分析計「MULTUM」を活用した多成分土壌生物起源ガスのフィールド同時・連続測定により、土壌中での物質の循環や土壌生物の活動状態や生物活性を考慮した、新たな土壌診断評価法が実現可能となる。土壌診断に用いる土壌生物起源ガス類は、主要な温室効果ガスでもある。新しい土壌診断の開発は、作物の生育に適した土壌環境条件の設定だけでなく、農業生産による温室効果ガスの放出量を抑制するための応用研究へもつながることが期待され、世界的な課題である「持続的な開発」や「持続的な農業生産」の実現にも、大きく貢献できると期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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