アマミノクロウサギは我が国の特別天然記念物である。本研究ではゲノム構造を決定し、アジアに生息した古代ウサギの特徴を明らかにすることを目的とした。ロードキルされた死体から筋肉組織を得た。細胞の形態から筋肉由来の初代培養細胞を得た。PCR法を用いて導入遺伝子の検出を行なった。変異型CDK4、サイクリンD1、TERT遺伝子の導入が行われたことが判明した。ウェスタンブロットにてタンパク質を発現していることが判明した。連続継代実験を行なったところ、野生型は最大でPD値で40で分裂を停止した。K4DおよびK4DT細胞は分裂回数でおおよそ90ほどに達した。アマミノクロウサギ由来の細胞は無限分裂に成功した。
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