• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

PET/MRを用いたヒト運動時の四肢骨格筋および脳の代謝融合イメージング研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K20083
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 人間医工学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

田代 学  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (00333477)

研究分担者 藤本 敏彦  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (00229048)
久保 均  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00325292)
伊藤 浩  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20360357)
渡部 浩司  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (40280820)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2021-03-31
キーワードPET/MR / 骨格筋活動 / 下腿 / 運動 / ブドウ糖代謝 / カルノシン / 書字
研究成果の概要

本研究では、PET/MR装置を運動負荷研究に適用し、骨格筋や脳において、PETによる機能情報とMRIによる解剖・形態情報および機能情報の融合を目指した。
健常被験者を対象として、主に書字課題負荷による右前腕・手部の筋活動をFDG-PET/MR装置で測定する作業を通じて、前腕および手部の細い骨格筋の活動を画像化し活動量を半定量できることが確認できた。加えて、下肢骨格筋や脳を測定対象として、代謝物濃度とブドウ糖代謝の変化の相関関係を調べた。
PET/MR装置が運動学やリハビリテーション医学の研究に十分に応用可能であることが確認でき、今後解決すべき問題点も明らかにすることができた。

自由記述の分野

核医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

運動学研究において、脳や筋肉を対象にした研究は多面的に行われてきた。PETを用いて脳機能や筋肉の活動を画像化する研究が行われ、MRSを用いて運動時の脳や筋肉の内部で多様な代謝物の濃度がどのように変化するかを調べる研究も行われてきた。しかし、不思議なことに、PETとMRSを組み合わせた研究はほとんど行われてこなかった。この研究は、それぞれ独自の進歩を遂げてきたPETとMRSを同じ被験者を対象にして同時測定した新しい研究である。
また、「文字を書く」という日常的かつヒトに特有な動作についての個々の筋活動のイメージングに成功した点も意義深い。おそらく世界で初めての成果ではないかと考えられる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi