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2023 年度 実績報告書

語義曖昧性解消技術と領域適応手法を利用した情報抽出手法の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 17KK0002
研究機関東京農工大学

研究代表者

古宮 嘉那子  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10592339)

研究期間 (年度) 2018 – 2023
キーワード「問題」 / 抽出 / BERT / 語義曖昧性解消 / アノテーション
研究実績の概要

科学技術論文における「問題」の周辺文からの問題内容の抽出についての研究を行っていたが、学術論文執筆中に、問題が発生したため、再実験に取り組むこととなった。すでに実験用のモデルは作成してあるが、学習データの数が足りないと判断したため、アノテーションを追加で粉うこととした。現在、問題内容についてのアノテーションの採取段階である。そのため、メインの研究の進行は遅れている。2024年度中にメインの研究の学術論文を投稿予定である。言語学的な知見からのアノテーションルールの知見を得たため、こちらについても論文で紹介するつもりである。
一方、関連研究についてはいくつも成果が出ている。語義曖昧性解消の論文として、22年度に研究会で発表した、古文に現代文のBERTを利用したコーパス中の全単語を対象とした語義曖昧性解消の研究について、国際会議の論文を発表した。また、日本語の語義曖昧性解消について、英語のコーパスを使って学習したモデルを翻訳により利用する手法について研究会で発表した。さらに、BCCWJという日本語の現代語のコーパスとして最大のコーパスに対して、語義曖昧性解消の手法で分類語彙表番号を語義としてすべてに付与する研究を行い、研究会において発表を行った。これら二つの研究会の論文については、国際会議または学術論文に投稿予定である。
また、ユニグラムとバイグラムのBERTによる平仮名の形態素解析の論文を執筆した。
さらに、2023年度は二つの文系の研究会で招待講演を行ったが、その両方とも語義曖昧性解消について紹介している。
また、2023年度の4月に、ケンブリッジ大学で知り合った当時の学生さんを招へいし、講演会を行った。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2023 2018

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)

  • [国際共同研究] University of Cambridge(英国)2018

    • 年月日
      2018-05-01 – 2019-04-30
    • 国名
      英国
    • 外国機関名
      University of Cambridge
    • 主な海外共同研究者名
      Simone Teufel
    • 部局
      Computer Laboratory
    • 職名
      Professor
  • [学会発表] All-Words Word Sense Disambiguation for Historical Japanese2023

    • 著者名/発表者名
      Shoma Asada, Kanako Komiya, and Masayuki Asahara
    • 学会等名
      The 37th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation
    • 国際学会
  • [学会発表] Word Segmentation of Hiragana Sentences Using Hiragana BERT2023

    • 著者名/発表者名
      Jun Izutsu, Kanako Komiya, and Hiroyuki Shinnou
    • 学会等名
      PRICAI 2023 (LNCS)
    • 国際学会
  • [学会発表] 『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に対する分類語彙表番号悉皆付与2023

    • 著者名/発表者名
      浅田 宗磨,古宮嘉那子,浅原 正幸
    • 学会等名
      言語処理学会第30回年次大会
  • [学会発表] 翻訳とBabelNetを利用した日本語の語義曖昧性解消2023

    • 著者名/発表者名
      Ganbat Naranbuuvei,浅田宗磨,古宮嘉那子
    • 学会等名
      言語処理学会第30回年次大会
  • [学会発表] 語義曖昧性解消 コーパスへの意味タグの付与システム2023

    • 著者名/発表者名
      古宮嘉那子
    • 学会等名
      語彙・辞書研究会 秋の研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 近代以前の日本語を対象にした自然言語処理の紹介2023

    • 著者名/発表者名
      古宮嘉那子
    • 学会等名
      日本語学会2023年度春季大会 シンポジウム「情報技術と大規模テキスト資源がひらく日本語史研究」(
    • 招待講演

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公開日: 2024-12-25  

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