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2020 年度 実施状況報告書

共有型社会のためのヒューマンセントリックメカニズム設計理論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17KK0008
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

櫻井 祐子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10396137)

研究期間 (年度) 2018 – 2021
キーワードマルチエージェントシステム / ヒューマンコンピュテーション / メカニズム設計 / クラウドソーシング / ライドシェアリング
研究実績の概要

本研究課題では,限られた資源を人々の間で共有し有効活用するためのメカニズム設計技術を確立することを目的とし,共有型社会に向けたシェアサービスの主な例としてクラウドソーシングとライドシェアリングを対象に人々へ適切なインセンティブを与えるためのメカニズム設計の検討を行う.
本年度は,メカニズム設計をデータ駆動型への変革を行う自動メカニズム設計に関して,コミュニティメンバ間で費用を分担してコミュニティで共同購入するの費用配分に対して,戦略的操作不可能性と個人合理性といった望ましい性質を満たす費用配分方法をを深層学習を用いて決定手法の提案を行い,マルチエージェントシステムの国際会議(AAMAS-2021)に採択された.さらに,ドライバと利用者のマッチングにおいてドライバらの総収入を可能な限り減少させることなく,ドライバ間の収入格差を是正する手法を提案し,国際論文誌への投稿準備を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度より着手している,深層学習を用いたコミュニティでの費用配分メカニズムの自動設計に関して,マルチエージェントシステムの国際会議に採録が決定した.また,ライドシェアリングの配車割当問題に応用可能な要素技術の開発を行った.

今後の研究の推進方策

現在投稿準備中のドライバと利用者間の配車割当アルゴリズムの投稿を速やかに完了させる.また,クラウドソーシングにおけるワーカ間の適切なチーム編成問題についてアルゴリズムの改善及び評価実験を完了させ,国際論文誌への投稿を完了させる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Mechanism Design for Public Projects via Neural Networks2021

    • 著者名/発表者名
      Guanhua Wang, Runqi Guo, Yuko Sakurai, Muhammad Ali Babar and Mingyu Guo
    • 学会等名
      20th International Conference on Autonomous Agents and Multiagent Systems (AAMAS-2021)
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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