研究課題/領域番号 |
17KK0011
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
竹内 政樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 准教授 (10457319)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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キーワード | 環境分析 / 越境大気汚染 / PM2.5 / 富士山 |
研究実績の概要 |
経済発展の著しい東アジア地域では大気汚染が深刻化しており、我が国に流入する越境汚染物質を継続的にモニタリングして越境大気汚染の実態を解明することは、我々が安全・安心な生活を送る上で極めて重要である。本研究では、社会的関心の高い大気汚染物質PM2.5に着目し、自由対流圏高度のPM2.5に含まれるイオン成分を高時間分解能観測できるシステムを構築する。続いて、本システムを自由対流圏高度に位置する富士山頂で稼働させ、観測データを詳細に解析することで、日本国内に流入する越境大気汚染物質の動態を明らかにしてゆく。本年度は、海外共同研究者のDasgupta教授と渡航先で行う研究の打合せを国際会議等で行った。また、渡航先における研究を円滑に進めるため、PM2.5捕集法に関する情報収集および予備実験を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外共同研究者のDasgupta教授と研究の打合せおよび研究環境の確認等を行い、渡航先で検討するPM2.5捕集器の開発を円滑に進める準備ができたため。
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今後の研究の推進方策 |
平成31年度は、主に渡航先のThe University of Texas at Arlingtonにおいて研究を行う。ここでは、新規PM2.5捕集法の開発について検討する。PM2.5の物理的特性の相違を考慮して、PM2.5を選択的かつ効率良く捕集できる捕集器を設計・製作する。PM2.5の捕集効率、PM2.5中イオン成分の濃度変化に対する応答性及びPM2.5捕集器の耐久性を評価し、自由対流圏高度で連続使用可能なPM2.5捕集器を完成させる。
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