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2023 年度 研究成果報告書

グリーンランド氷床気候システム研究最前線の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0017
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関気象庁気象研究所

研究代表者

庭野 匡思  気象庁気象研究所, 気象予報研究部, 主任研究官 (10515026)

研究期間 (年度) 2018 – 2023
キーワードグリーンランド氷床 / 気候変動 / 温暖化 / 表面質量収支 / 質量収支 / 雪氷物理状態 / 極域気候モデル / 氷床上降雨
研究成果の概要

急変するグリーンランド氷床の雪氷物理状態を正確に推定するために最先端の極域気候モデルNHM-SMAPを開発し、デンマーク・グリーンランド地質調査所GEUSのJason Box教授とともにモデルの多角的な検証・解析を実施した。その結果、複数の国際モデル相互比較に参画してモデルの信頼性を提示すると同時に、現在のグリーンランド氷床上で降雨量が増加していることを明らかにした。さらに、IPCC AR7 WG1レポートへの複数論文引用、複数の論文発表(主著1本、共著5本)、および様々なアウトリーチ(国際ドキュメンタリー映画1本、Air Greenland機内誌での紹介、読売新聞での紹介など)を実現した。

自由記述の分野

雪氷学、気象学

研究成果の学術的意義や社会的意義

グリーンランド氷床は、急速に進展している地球温暖化の影響を非常に大きく受ける領域の1つである。そのため、IPCCなどを始めとして世界的な注目度は非常に高い。しかし、我が国による現在気候下のグリーンランド氷床全域を俯瞰する研究はほとんど行われてきていなかった。本国際共同研究を成功裏に成し遂げたことにより、地球温暖化の状況下のグリーンランド氷床全域で進行する多様な雪氷物理状態変化に着目する研究を日本として実施することが可能となった。今後は、本研究を更に発展させて世界をリードする研究を創生していき、得られる最先端の知見を随時一般に還元していくことが必要不可欠である。

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公開日: 2025-01-30  

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