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2023 年度 研究成果報告書

オーストラリア先住民族の伝統知と近代知の相互作用に関する実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0036
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関龍谷大学

研究代表者

友永 雄吾  龍谷大学, 国際学部, 准教授 (60622058)

研究期間 (年度) 2018 – 2023
キーワード先住民族の国際的な遺骨返還 / 豪州先住民族の遺骨と副葬品の返還および再埋葬 / アイヌ民族の遺骨と副葬品の返還および再埋葬 / 琉球民族の遺骨と副葬品の返還および再埋葬 / 先住民族と非先住民族との共同研究 / 先住民族と環境管理 / 先住民族と国際法 / 先住民族と教育
研究成果の概要

本研究では、オーストラリア先住民族の遺骨と副葬品の返還を求める運動に注目し、欧米の研究者を中心に収集された遺骨や副葬品に関するデータの先住民族による活用方法について体系的に解明することを試みた。こうした西欧の「近代知」を活用することで過去と対話し、先住民族の「伝統的な知識」を現在に再解釈して次世代へと継承する、そうした継承のメカニズムを解明することが、本研究の目的である。

自由記述の分野

社会・文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

評価の高い国際ジャーナルに掲載された、琉球民族の遺骨返還運動に関する論文と、オーストラリア先住民族の遺骨返還に関する論文は、学界での注目を集めた。また、オーストラリア先住民研究者が執筆した『ダーク・エミュー』の日本語訳が、オーストラリア大使館から出版助成を受け高い書評を得たこと、単著『スタディーツアーの理論と実践』も一定の書評を得たことは特筆に値する。これらの成果に加えて、TBS系列の全国ネット番組『世界遺産』での監修や、SBS日本語放送ポットキャストでのインタビュー内容の放送、『琉球民族遺骨返還への鑑定意見書』の執筆は、この研究が学界だけでなく社会全体の注目を集めたことを示してる。

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公開日: 2025-01-30  

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