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2019 年度 実施状況報告書

コンピテンシー志向の授業づくりに関する日独比較国際研究

研究課題

研究課題/領域番号 17KK0050
研究機関広島大学

研究代表者

吉田 成章  広島大学, 教育学研究科, 准教授 (70514313)

研究期間 (年度) 2018 – 2020
キーワード授業研究 / コンピテンシー / 教師教育 / 日独比較 / Lesson Study
研究実績の概要

2019年2月20日から2019年11月28日まで、ドイツ・ライプツィヒ大学にて客員研究員として在外研究に従事し、一般教授学研究室Maria Hallitzky教授および同研究室の研究員らと広島大学教育方法学研究室との共同研究体制のもと、本研究課題に関わる共同研究を推進することができた。
在外研究中に得られた成果は、次のとおりである。第一に、Hallitzky-吉田の両研究者間だけではなく両研究室の若手研究者間の共同研究体制を構築することができた。第二に、ドイツとの授業研究に関わる学校および研究者との共同研究体制をより強固に構築することができた。Halliyzky教授を介して、大学の研究者および学校の教員との「コンピテンシー志向の授業づくり」および「授業研究」を継続的に共同研究していくための関係構築をすることができた。第三に、これまでの共同研究の成果をより国際的な文脈において公開していく体制を構築することができた。これまでの日本とドイツの共同分析の成果を国際学会にて発表するとともに、ドイツ語・英語にて研究成果を公開する段階まで研究を進展させることができた。
在外研究と並行して実施した研究成果の公開だけではなく、在外研究中に蓄積した授業研究に関わる研究データおよび研究成果をもとに、今後の共同研究を発展・進展させていく基盤を構築することができた。この体制を基盤として、さらなる研究の発展、具体的には教員養成や教師教育に関わる研究、ドイツ語圏におけるLesson Studyの展開、国際的な授業研究プラットフォームの構築へと本研究シーズを発展させていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ドイツ・ライプツィヒ大学における在外研究への従事、およびここまでの研究成果の公開もおおむね当初の予定通りであり、当初計画の通りこれからさらに共同研究体制を強化し、グローバルな視野から研究成果を公開していくことができる段階に達しているため。

今後の研究の推進方策

Maria Hallitzky教授をはじめとしたライプツィヒ大学・一般教授学研究室との共同研究体制を維持・強化・発展させ、これまでの共同研究成果の公開、日本とドイツにおける授業研究の開発実践・研究、さらなる研究シーズへの発展、の三点に取り組む。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] ドイツ・ライプツィヒにおける教員養成改革2019

    • 著者名/発表者名
      吉田成章
    • 雑誌名

      『広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部(教育人間科学関連領域)』

      巻: 68 ページ: 27,36

    • DOI

      http://doi.org/10.15027/48508

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ドイツとの授業の比較検討による日本の授業研究の海外展開の可能性と課題2019

    • 著者名/発表者名
      吉田成章
    • 雑誌名

      日本教育学会編『教育学研究』

      巻: 86(4) ページ: 565,578

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Lesson Study-based Training of Teacher Educator: Case Study on Self-Study and Cooperative Lesson Study2019

    • 著者名/発表者名
      Nariakira Yoshida, Yasushi Maruyama, Mitsuru Matsuda, Kazuhiro Kusahara, Shigeo Mase, Kazuya Kageyama, Shotaro Iwata, Yuichiro Sato, Miyuki Okamura, Maho Yodozawa, Yuichi Miyamoto, Aiko Hamamoto, Asuka Matsuura, Yu Yamamoto, Seigi Naganuma, Mayumi Kawamura
    • 学会等名
      WALS(The World Association of Lesson Studies) Conference 2019
    • 国際学会
  • [学会発表] Bridging Gaps between Teachers and Researchers in Interprofessional and Intercultural Lesson Study2019

    • 著者名/発表者名
      Maria Hallitzky, Christine Kieres, Nariakira Yoshida, Mitsuru Matsuda, Yuichi Miyamoto, Asuka Matsuura, Kazuhisa Ando, Serina Sakurai, Yuka Fujiwara, Emi Kinoshita,Christian Herfter, Gereon Eulitz, Johanna Leicht, Karla Spendrin
    • 学会等名
      WALS(The World Association of Lesson Studies) Conference 2019
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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