• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

相互監視システムにおいて適応的なモラル・コードの精緻化

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17KK0055
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関創価大学

研究代表者

岡田 勇  創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)

研究期間 (年度) 2018 – 2020
キーワード間接互恵性 / 進化ゲーム / 協力の進化
研究成果の概要

人間をはじめ社会的生物はなぜ互いに協力し合うのかという根源的テーマを取り扱う協力の進化研究において、間接互恵性は多くの研究が行われてきたものの、ほとんどの理論研究は公的観察という非現実的な制約があった。申請者は、これを緩めた時の解析困難性を解消する単独観察法という手法を開発し、本研究においてこれまで解析されてきた社会規範に対して網羅的に適用することで、新たな知見の抽出に成功した。

自由記述の分野

進化ゲーム

研究成果の学術的意義や社会的意義

現実的な仮定での網羅的分析により、間接互恵性による協力がどのようなメカニズムで発生するのかに関する体系的な理解を得ることができた。このことは、人間はなぜ協力するのかという原理的な問いに対する知見を提供しているだけでなく、道徳規範研究という新たなテーマに対しても貢献する可能性がある。申請者はそのため、アルゴリズム的偏見を回避するための人工知能原則の探求という、現代社会の喫緊の課題に対する理論的な接近を試みている。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi