東アジアにおける長年の紛争は、ウェストファリアの近代性に伴う二項対立的なレンズを通して再生産されてきた。本研究は、「ポリティカル・ヒーリング」としての独創的かつ非二項対立的なアプローチを開発するものである。アジア哲学、宗教学、政治学、ポストコロニアル研究などの観点から東洋医学の思想と実践をケーススタディとして取り上げる。研究メンバーは、このような紛争を共有された政治的身体の病気として理解し、治療できると提案している。研究成果はThird World Quarterly誌(2022年Impact Factor 2.0)の45巻6号として出版され、研究代表者が9本の論文のうち3本を執筆している。
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