研究課題/領域番号 |
17KK0059
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
夏田 郁 立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (60454972)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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キーワード | 自動車産業 / 製造業 / 中・東欧 / 東南アジア / 経営・技術移転 |
研究実績の概要 |
本年度は、滞在予定先のブダペスト商科大学(BGE)を9月に訪問し、滞在調整及び共同研究の打合せを行った。BGEには客員教授として、国際経営・ビジネス学部 世界経済・国際貿易学科に在籍することで合意した。また、共同研究に関しては、以下の2つの共同研究を行うことで合意した。(1)ハンガリーにおける欧州・日本系自動車部品サプライヤー調査を世界経済・国際貿易学科及びハンガリー科学アカデミーと共同で実施する予定である。(2)ハンガリー自動車部品サプライヤーにおけるIndustry 4.0の取り組みに関する調査を同大学のサイバー・エコノミー・センターと共同で実施する予定である。また、ハンガリー滞在中に、JETRO事務所を訪問し、ハンガリー経済・日系企業に関する基本的なヒアリング調査を行った。 ハンガリー訪問にあたり、調査予定国であるルーマニアも併せて訪れ、ルーマニア・アメリカン大学の経済学部の研究者とルーマニア自動車産業の調査を行うことで合意した。 また、本年度はハンガリー滞在の為の、ビザの申請を12月にハンガリー大使館にて行い、無事に滞在ビザの取得を行った。その後、3月11日に日本を出発し、3月12日にハンガリーに到着し、ブダペスト商科大学の客員教授として、ハンガリーに滞在中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の予定は、渡航前調整が主目的のため、共同研究及び渡航前の調整は概ね順調であると評価する。
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今後の研究の推進方策 |
今後の予定として、ハンガリーにおいては、(1)欧州・日系自動車部品サプライヤー調査をブダペスト商科大学 世界経済・国際貿易学科及びハンガリー科学アカデミーと共に実施する予定である。とりわけ、ハンガリーにおける欧州・日系1次自動車部品サプライヤーの違いを分析し、2次サプライヤーである地場(ハンガリー資本)サプライヤーにどのような影響を及ぼすか検証する予定である。(2)ハンガリーにおける自動車部品サプライヤーのIndustry 4.0の取り組み調査を同大学 サイバー・エコノミー・センターと共同で実施する予定である。 ルーマニアにおいては、ルーマニア自動車産業の調査をルーマニア・アメリカン大学と共同で実施する予定である。 なお、元基金で調査を行った中欧・東南アジア自動車産業における全体の比較研究を引き続き調査する予定である。
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