研究課題/領域番号 |
17KK0060
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
竹澤 正哲 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (10583742)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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キーワード | 文化的集団淘汰 / 社会的学習 / 集団実験 / 国際比較 |
研究実績の概要 |
人間社会は、社会的規範の存在によって特徴づけられるが、その存在を説明することは社会科学における重要な問いの一つである。近年、社会的規範の存在を遺伝子と文化の共進化、そして文化的集団淘汰によって説明しようとする試みが登場してきた。だが様々なプロセスが多層的に重なり合った説明であるため、その妥当性を実証するのは非常に困難である。本研究の目的は、大規模集団実験と実社会から得られた国際データの分析を通して、マクロな観点から文化的集団淘汰の妥当性を検証するものである。2019年3月頭より1年間の予定で渡航中である。本年度はこの1ヶ月の間で大規模集団実験の方針について先方と数度のミーティングを通して、実験計画を立案した。そして実験に先立ち、実験でに用いるゲームにおいて参加者が取るであろう行動を、学習エージェントと文化的集団淘汰を組み合わせたモデルによって予測し、計画している実験が理論を正しく検証できるものとなっているか、検証することを決定した。現在、そのためのシミュレーションを実施中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前項に記した通り、渡航後1ヶ月の間に、大規模集団実験の方針について先方と数度のミーティングを通して、実験計画を立案した。そして実験に先立ち、実験でに用いるゲームにおいて参加者が取るであろう行動を、学習エージェントと文化的集団淘汰を組み合わせたモデルによって予測し、計画している実験が理論を正しく検証できるものとなっているか、検証することを決定した。現在、そのためのシミュレーションを実施中である。
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今後の研究の推進方策 |
シミュレーションによる検討が終了した後、具体的な実験立案・実施を行う予定である。
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