研究課題/領域番号 |
17KK0069
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西谷 真規子 神戸大学, 国際協力研究科, 准教授 (30302657)
|
研究期間 (年度) |
2018 – 2022
|
キーワード | 多中心的グローバル・ガバナンス / オーケストレーション / 気候変動 / 国際関係論 / アメリカ外交 / 国際機構 / 腐敗防止 |
研究実績の概要 |
昨年はパンデミックの継続により海外渡航を行うことができず、本プロジェクト自体の調査は十分に進まなかった。 他方で、2022年3月末に米国で開催されたInternational Studies Association (ISA)年次大会で、オーケストレーションにおける自省的メカニズムについて"Reflexive Orchestration of Informal Networks for Judicial Integrity"と題する発表を行った。 また、2021年10月末の日本国際政治学会では、昨年出版した西谷真規子・山田高敬(編)『新時代のグローバル・ガバナンス論――制度・過程・行為主体』 (ミネルヴァ書房)の書評会が開催され、多中心的ガバナンスやオーケストレーション論を含む多様な課題について議論を行った。 さらに、昨年は気候変動分野における多中心的グローバル・ガバナンスについても研究を行い、その成果は「多中心的な気候変動ガバナンスにおけるアメリカの国際協調外交」という論文として2022年4月に出版された。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
パンデミックのために海外渡航が許可されなかったため、当初予定していた英国短期滞在は実現できなかった。また、参加および開催を予定していた研究会合や出張予定もすべてとりやめとなり、また、本プロジェクトにかかわる調査や研究報告、ネットワーキング等の研究活動が十分に進んでいない。ただし、3月末に行われたISA年次大会は一部オンライン化されたため、報告を行うことができた。
|
今後の研究の推進方策 |
8-9月に海外出張を行い、資料収集およびインタビュー調査を行う。また、英国および米国に短期滞在し、Snidal教授をはじめとして数人の研究者と今後の共同研究についてブレインストーミングを行う予定である。2023年3月開催予定のISA年次大会にて、共同研究の成果を発表することを計画している。ただし、プロポーザルがアクセプトされなかった場合は、オックスフォード大学の研究会での発表を検討する。
|