研究課題
本研究では、基課題で得られた知見から、特定の遺伝子を欠損した実験動物あるいはヒト生体を対象として、遺伝的要因が軟部組織(筋、神経、血管)及び筋損傷導入前後の骨格筋・関節機能におよぼす影響を検討することを目的としている。本年度は、特定の遺伝子を欠損した実験動物の骨格筋および結合組織の運動応答を検討した。渡航先が保有する筋サテライト細胞特異的Jmjd3欠損マウス48匹を対象とし、前脛骨筋に筋損傷を誘発した。筋損傷7日後、21日後に解剖し、筋サンプルを採取した。その結果、筋湿重量において、筋損傷7日後ではhemiとwtに差が認められなかった一方、21日後ではhemi群が有意に低値を示した。現在、この結果が筋肥大効果の低減なのか、筋損傷に伴う腫脹の抑制なのか、を検討している。
2: おおむね順調に進展している
実験動物を用いた筋損傷実験で興味深い結果を得ているため。
今後は、病理組織学解析とmRNA解析を進める。
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すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 1件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 3件) 図書 (2件)
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