ブルカノ式噴火と呼ばれる瞬間的火山爆発噴火の噴煙ダイナミクスを理解することを目的に、ブルカノ式噴火を模擬する流体実験装置を開発し、注入条件と最終高度の関係を探った。室内実験結果と数値シミュレーション結果を比較したところ、注入時間の長さによって渦輪構造を持つ流れからStarting forced plume、乱流プルームまで形態が変化する様子を捉えた。噴火継続時間に関する新たなスケーリングを導入することで、最終高度が連続的に変化することが分かった。さらに、室内実験や実際のブルカノ式噴火はサーマルよりもStarting forced plumeや乱流プルームとして振る舞っていることが示唆された。
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