2つの中間バンド型太陽電池を積層する中間バンドタンデム太陽電池の研究を行った。詳細平衡モデルを基に様々なバンドギャップの組み合わせに対して変換効率を計算した結果、適切な組み合わせを選択することにより1Sun照射下で53%、最大集光下で73%の変換効率が得られることが分かった。ボトムセルおよびトップセルの構成材料として、それぞれInGaAs:NとGaPN混晶に着目し、中間バンド型太陽電池を試作した。複数波長の光照射下における電流応答を調べることで、中間バンドを介した2段階の光吸収による電流生成を定量的に評価することができた。
|