本プロジェクトの研究期間でナノ粒子アレイ(=ナノアンテナ)と励起子の強結合状態の実現と制御に関する一貫した研究を行い、試料作製と解析手法、数値計算を含む設計手法のそれぞれに関して大きな進展があった。主な成果としては、ナノアンテナ蛍光体の量子収率測定法の確立、シリコンナノ粒子ナノアンテナにおける磁気双極子格子共鳴の初めての実験的観測、磁気双極子格子共鳴をもちいた強結合状態の実現、面外磁気双極子によるBIC状態の報告、強結合状態を実現するための最適なアレイ構造を導く群知能を援用した最適化シミュレーション技術の確立が挙げられる。 3年間の研究成果は9報の論文にまとめ、現在も複数の論文を執筆中である。
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