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2020 年度 研究成果報告書

改変型プレニル基転移酵素による新規抗菌活性分子探索法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0141
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 構造生物化学
研究機関北里大学 (2019-2020)
東北大学 (2017-2018)

研究代表者

松井 崇  北里大学, 理学部, 講師 (30463582)

研究期間 (年度) 2018 – 2020
キーワードFtsZ / プレニル基転移酵素 / 電子顕微鏡 / LC-MS
研究成果の概要

プレニル基転移酵素によってイソプレンユニット (プレニル基) を転移・付加された化合物は修飾前の母骨格にはない抗寄生虫,抗腫瘍等の生物活性を獲得することがある。そこで、基課題ではインドールに対してプレニル基を転移するインドールプレニル基転移酵素 (IPT) に着目し,その構造・機能解析と機能改変を進めてきた。本研究では、さらに、IPTから得られた化合物から、電子顕微鏡および質量分析計を用いて、細菌の細胞分裂を抑制する化合物の探索およびその分子機序の解明のための新規抗菌活性分子の探索法の構築を目指し、微量な試料量でも標的蛋白質分子の構造変化を検出可能となる測定系を確立した。

自由記述の分野

構造生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細菌の細胞分裂に関与するFtsZは、既存の細菌感染症治療ターゲットと異なることから、新規標的分子として注目されている。代表者の先行研究ではFtsZに対する阻害活性分子の阻害活性機序を明らかにし、また、人工酵素による機能性化合物も創出してきた。そこで、本研究では、新規創出化合物からFtsZの活性を阻害する分子の探索系の確立を目指した。その結果、標的蛋白質分子の構造様式の変化を検出を可能とする測定・解析手法を確立できた。今後は、細胞分裂過程で立体構造変化を生じるFtsZに対し化合物を添加することで構造様式がどのように促進・抑制・変化するか検出し、さらなる阻害分子の導出と阻害機序の解明を目指す。

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公開日: 2022-01-27  

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