• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

代謝性肝疾患に合併する薬剤性肝傷害の分子メカニズム解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17KK0158
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 獣医学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

井澤 武史  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (20580369)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
キーワード脂肪肝 / 代謝性肝疾患 / 薬剤性肝傷害
研究成果の概要

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に合併する薬剤性肝傷害のメカニズムを調べるために,代謝異常に基づく脂肪肝を発現し,ヒトNAFLDと類似性の高い疾患モデル(DIO-NTacマウス)を用いて,アセトアミノフェン誘発肝傷害に対する感受性の変化を調べた。DIO-NTacマウスでは,対照マウスと比べて,アセトアミノフェン誘発肝傷害が軽減しており,アセトアミノフェンの肝毒性に対する感受性が低いことが示された。また,この肝毒性感受性の低下には,脂肪肝による薬物代謝酵素の変動が関わる可能性が示された。

自由記述の分野

毒性病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,近年問題視される非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に合併する薬剤性肝傷害のメカニズム解明を試みた。国内のNAFLD患者は成人の20~30%と考えられており,また患者の多くは医薬品を継続的に服用する必要があることから,本研究で得られたデータが,NAFLD患者に対する治療や医薬品開発の一助となることが期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19   更新日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi