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2018 年度 実施状況報告書

自然免疫応答を制御する長鎖非コードRNAに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17KK0163
研究機関東京大学

研究代表者

秋光 信佳  東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (40294962)

研究期間 (年度) 2018 – 2022
キーワードRNA / 感染
研究実績の概要

長鎖非コードRNAとは、タンパク質のアミノ酸一次配列情報をコードしないRNAの総称であり、ヒトゲノムからは数万種類の長鎖非コードRNAが生み出されている。近年、長鎖非コードRNAが遺伝子発現の制御を通じて多様な生理機能に関わっていることが判明してきた。長鎖非コードRNAは重要な生体分子であることから、疾患とも密接な関係がある。従って、長鎖非コードRNAの機能や発現制御を解明することは医歯薬学領域の発展に大きく貢献する。
本研究課題では、病原体感染によって発現するホスト細胞の核内長鎖ノンコーディングRNAを同定し、それらの機能解析と発現制御を解明する。
2018年度は、デンマーク王国オーフス大学のTorben Jensen教授と共同研究を渡航先で実施した。まず、サルモネラ感染したヒト培養細胞で発現が変動している長鎖ノンコーディングRNAのリストアップをバイオインフォマティックス解析により実施した。次に、Jensen教授が特定しているPROMPTなどの短寿命の核内長鎖ノンコーディングRNAの発現変動についても解析を行った。その結果、PROMPTの発現亢進を確認できた。さらに、サルモネラ感染で発現増加する複数の新規長鎖ノンコーディングRNAの同定にも同定できた。2019年度以降は、これらの長鎖ノンコーディングRNAの発現制御機構と病原体-ホスト相互作用の分子メカニズムの解明を進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画通りの研究進捗ができたため。

今後の研究の推進方策

2018年度に特定した長鎖ノンコーディングRNAについて、機能解析を進める。また、それらの発現制御機構を調べる。これらの研究によって、病原体-ホスト相互作用の分子メカニズムの解明を進める。

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公開日: 2022-12-28  

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