本研究は人種を超えた、早期肺がんバイオマーカーの開発と臨床応用が目的である。術後化学療法が必要な再発高危険群を予測するために、4遺伝子シグネチャー及びACTN4遺伝子増幅の予測システムを構築した。一方で、EGFR遺伝子変異の有無、間質性肺炎合併肺がんに関しては、早期がんにおいても予後が異なるため、別解析を行い、前者は、ACTN4遺伝子増幅及び蛋白発現が予測因子であり、後者はCADM1、SPC25遺伝子が重要因子である。後者患者の血清エクソソーム研究から重要なmiR204及びサイトカインを同定した。 今後臨床応用していきたい。
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