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2021 年度 研究成果報告書

次世代ゲノム編集技術を用いた抗原特異的免疫細胞療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0189
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 腫瘍治療学
研究機関千葉大学

研究代表者

大内 靖夫  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (70553858)

研究期間 (年度) 2018 – 2021
キーワードゲノム編集技術 / 脂質ナノ粒子 / T細胞 / 免疫細胞療法 / COVID-19
研究成果の概要

本研究ではがん免疫細胞療法におけるT細胞の遺伝子改変技術において有用となる社会実装可能な非ウイルス性ゲノム編集ツールの開発を行った。その結果、T細胞に対して高効率で遺伝子導入ができるmRNA脂質ナノ粒子の開発に成功し、PD-1, TCR遺伝子に対するCRISPR/Cas9ゲノム編集ツールを封入することでヒトT細胞対して簡便にゲノム編集ができるゲノム編集脂質ナノ粒子を開発した。またSARS-CoV-2に対するRNA編集ツールを搭載した脂質ナノ粒子を開発し、ヒト肺オルガノイドCOVID-19モデルで高い抗ウイルス効果を示すことを確認した。

自由記述の分野

ゲノム編集技術

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、がん免疫細胞療法などを中心にゲノム編集技術の臨床応用が進められている。しかし、多くの問題を有しており、社会実装が困難な状況である。本研究ではT細胞を標的としたmRNA 脂質ナノ粒子を開発し、ゲノム編集技術を搭載することで簡便かつ迅速にゲノム編集T細胞を得る技術を開発した。また本技術を新型コロナウイルス感染症にも応用することで、高効率でSARS-CoV-2ウイルスを肺上皮細胞から除去できるRNA編集搭載脂質ナノ粒子を開発した。これらの研究成果は今後ゲノム編集技術を用いた治療法の社会実装を進めるうえで重要な基盤技術となると期待している。

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公開日: 2023-01-30   更新日: 2025-03-27  

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