本研究課題では、新たな電子顕微鏡技術である集束イオンビーム走査型電子顕微鏡Focused Ion Beam / Scanning Electron Microscopy (FIB/SEM)を用い、腸管グリア細胞の三次元微細構造の理解を目指した基課題において、新たな固定法を検討するために国際共同研究を計画した。その結果、従来のアルデヒド固定と急速高圧凍結固定Cryo-fixationを施したマウス大脳皮質の三次元微細構造の比較において、細胞間スペースがCryo-fixationでは維持される他、特に細い構造であるスパインネックの径に二者間で大きな差があることがわかった。
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