この研究ではACL損傷に合併した外側半月板損傷に対する縫合術と修復術の回旋不安定性及び再建靭帯への力学的負荷を関節力学試験ロボットシステムを用いて評価・比較することを目的とした。2019年度には実験を開始し、8膝を用いて関節力学試験を行った。コロナ感染拡大の影響で当初実験計画で予定していた20膝に対してサンプル数としては不十分な状態ながらも検出できた結果としては、ACL損傷に外側半月板損傷を合併した場合にはACL再建術単独では回旋不安定性は十分な回復が得られず。半月板縫合術を追加するか若しくは外側腱固定術を追加することでも回旋不安定性の正常レベルへの回復が得られていた。
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