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2019 年度 研究成果報告書

HBV感染に伴うインターフェロン抵抗性獲得と肝細胞内遺伝子発現変化の関連解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0194
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 消化器内科学
研究機関広島大学

研究代表者

柘植 雅貴  広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 助教 (50448263)

研究期間 (年度) 2018 – 2019
キーワードB型肝炎ウイルス / ウイルス動態 / ヒト肝細胞キメラマウス / 遺伝子発現解析
研究成果の概要

マウス肝臓が高度にヒト肝細胞に置換されたヒト肝細胞キメラマウス(PXBマウス)にB型肝炎ウイルス(HBV)を感染させ、マウス肝組織の遺伝子発現解析およびHBV感染後のウイルス動態を解析した。その結果、感染初期のウイルス動態はmultiphasicに変化し、HDV(D型肝炎ウイルス)が共感染した場合でも感染初期の動態には影響しないこと、HBV感染後の肝組織では免疫応答に関与するようなpathwayや細胞の増殖やアポトーシスに関与するようなpathwayが活性化されていること、HBV感染後の細胞内応答は、HBV遺伝子型により異なることが明らかとなった。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

年間50万人以上がB型肝炎ウイルス感染により死亡するとされ、特にアジア地域ではその感染者数が多い。そのため、B型慢性肝炎に対する治療薬の開発は急務であり、現在、治療薬開発に向けた研究が進められ、新規治療薬の登場が期待されている。このような背景から、治療薬開発において、抗ウイルス効果が評価可能な動物モデルの作製は非常に重要であり、また本研究のようなウイルス動態の視点から評価も必須と言える。本研究を進めていくことで、B型肝炎治療に向けた治療標的が同定され、本研究で得られた遺伝子発現プロファイルが新規治療薬開発の基盤として活用できる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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