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2020 年度 研究成果報告書

消化器癌のバイオマーカー開発のためのmicrobiomeとエピジェネティクス解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17KK0195
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 外科学一般
研究機関熊本大学

研究代表者

馬場 祥史  熊本大学, 病院, 特任准教授 (20599708)

研究期間 (年度) 2018 – 2020
キーワード腸内細菌 / 食道癌 / エピジェネティクス / LINE-1 / Fusobacterium nucleatum
研究成果の概要

Fusobacteriumは歯周病の原因菌として知られているが、食道癌の悪性度へ関与する。また、癌におけるエピジェネティクスにおいてゲノム全体の低メチル化は重要である。そこで、食道癌におけるFusobacteriumとLINE-1メチル化(ゲノム全体のメチル化レベルの指標)との関係を国際共同研究で検討した。F. nucleatum陽性症例ではLINE-1メチル化レベルが有意に低かった。さらに、興味深いことに、LINE-1高メチル化症例ではF. nucleatum陽性症例が予後不良であるが、LINE-1低メチル化症例ではそのような関係は認めないことが分かった。

自由記述の分野

外科腫瘍学、腫瘍免疫学、腸内細菌、エピジェネティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

腸内細菌叢はプロバイオティクス(Probiotics;人体に有益な腸内細菌叢ならびにこれらを含む食品・製品)やプレバイオティクス(Prebiotics;腸内細菌叢のバランスを改善する作用がある物質)により後天的に変化させることができる。今後の研究において、食道扁平上皮癌におけるFusobacteriumとエピジェネティクスの関係がより詳細に解明されれば、がん治療の新たな創薬に繋がる可能性があると考えている。

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公開日: 2022-01-27  

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