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2022 年度 研究成果報告書

グローバル化と「共感の共同体」ー19世紀後半から20世紀後半を中心にー

研究課題

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研究課題/領域番号 17KT0031
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 グローバル・スタディーズ
研究機関東京外国語大学

研究代表者

伊東 剛史  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (10611080)

研究分担者 倉田 明子  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (20636211)
小田原 琳  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70466910)
Porter John  東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (30572614)
鈴木 健太  神田外語大学, グローバル・リベラルアーツ学部, 講師 (00749062)
研究期間 (年度) 2017-07-18 – 2023-03-31
キーワード感情史 / グローバル・ヒストリー / グローバル・スタディーズ / 境界域 / 共感
研究成果の概要

本研究は個人をホモ・アフェクトゥスと捉え、その微視的視点から、19世紀後半~20世紀後半のグローバル史を再検討するものである。研究対象となる時代は、政治、科学、文化の諸領域において、感情の意味と役割に大きな関心が寄せられるようになった時代である。本研究はその背景に、複数の文化、宗教、エスニシティが混交した境界域の歴史的経験があると考え、国民国家形成期イタリアの人種主義、昭和日本の日蓮主義と東亜連盟運動、国際連盟による戦争捕虜への人道支援、社会主義ユーゴスラヴィアの「友愛と統一」など、地理的空間と思想的領域における個別具体的な《境界域》に関する事例研究を行い、最終的な成果として論文集を発表する。

自由記述の分野

イギリス史、感情史

研究成果の学術的意義や社会的意義

グローバル史と感情史はともに、近年、歴史学の内外において関心を集める重要なテーマである。そのような状況にあって、本研究は感情/情動に着目して歴史的アクターとしての個人や集団を見直し、その視点からグローバル化の歴史を再考したものである。「孤独」のように、これまであまり歴史的側面が考えられなかった事象や問題についても、歴史化して考えることを可能にするという意味で、現代社会の様々な課題への対応にも資する研究である。こうした研究テーマの重要性をふまえつつ、論文集をまとめ刊行に導くことができた。

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公開日: 2024-01-30  

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