研究課題
基盤研究(B)
DDSが腫瘍血管のところどころで水道管破裂のような噴出が起こる、過去に報告のない現象を発見した。申請者はこれを「nano eruption」と命名し解析を進めている。本研究ではnano eruptionの徹底的な画像解析による数値化を行った。担癌マウスにTGF-β阻害薬またはクロロキンを投与し、蛍光標識したナノミセルを経時的に観察しnano eruptionの発生頻度、増大速度、持続時間などの諸項目を数値化した。薬剤併用によってnano eruptionの様式が変化することが判明した。
生体イメージング
Nano eruptionを促進あるいは抑制する薬剤を組み合わせることにより、新しいDDS治療戦略の構築が可能となる。