研究課題/領域番号 |
17KT0058
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
オラリティと社会
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 美知夫 京都大学, 理学研究科, 准教授 (30322647)
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研究分担者 |
竹ノ下 祐二 中部学院大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (40390778)
中川 尚史 京都大学, 理学研究科, 教授 (70212082)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2023-03-31
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キーワード | 相互行為 |
研究成果の概要 |
本研究は、人間社会における「オラリティ」に対応する対面状況での共在機構を、人間と最も近縁であるアフリカ大型類人猿を主たる対象にして明らかにすることを目的とした。類人猿を始めとした霊長類のフィールド調査を通じて、オラリティを核とした人間の共在の様式と比較し、種間での共通性と差異に関する考察をおこなった。
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自由記述の分野 |
人類学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型コロナウィルス感染症の世界的な蔓延により、海外でのフィールド調査が満足に実施できず、当初考えていたほどのアウトプットができなかった。しかしながら、過去に蓄積してたチンパンジーのメス間の挨拶に関してのデータ解析を進め、国際学術誌に発表することができた。メス間の挨拶が、これまでよく知られているオトナオスに向けられるものとは様々な面で異なることや、地域によっても大きく異なることを明らかにできた。
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