研究課題
コロナ感染拡大の影響のために、2021年度に引き続き、国内外のフィールド、インタビュー調査に大きな制約がある状況が継続した。この状況を受け、以下の3点の調査研究を継続するとともに、最終的に2022年度末に本研究プロジェクトの研究成果として、宇宙開発研究者と集中的な研究会の実施を踏まえ、年度末に2本の研究論文集を編集公刊した。1.宇宙開発関係関連研究会におけるアクションリサーチ。主にon-lineで宇宙開発関連の科学者・技術者、JAXA OB、企業関係者が参加する研究グループ(1)「ムーン・ビレッジproject」および(2)「宇宙人文社会科学研究会」に参画し、議論への参加、インタビュー、悪書リサーチを実施した。(1)については、人文社会系セクションのリーダとなり、アクションリサーチの形で、企画および全体研究会での3回の発表を行った。2021年度はそれら研究会のコアメンバーとしてより踏み込んだ研究調査を行った。2.日本の宇宙開発に大きな影響を与える海外動向の調査研究。宇宙開発におけるプレイヤーの変化、家や国際協調体制から、グローバル企業へとの転換がおき、加えて、あらたな国家プレイヤーとしての中国、インド、UAEなどの存在感が増すなどの大きな変化が起きた。海外渡航が制限される状況で、さまざまなメディア、情報ソースから、そうした現在的変化の情報を収集し、その分析を行った。4.宇宙関連書籍・論文の分析。研究期間中に収拾したデータを考察するために、近年日本や海外で急増している人文社会科学系の宇宙関連論文、書籍の収拾、検討を行った。これらの文献資料は、本研究課題の成果の一部として、研究レビュー論文などとして公表する準備を進めた。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)
日本航空宇宙学会誌
巻: 71-4 ページ: -