研究課題/領域番号 |
17KT0070
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
山根 健治 宇都宮大学, 農学部, 教授 (60240066)
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研究分担者 |
飯郷 雅之 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10232109)
池口 厚男 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10222415)
前田 勇 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10252701)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2022-03-31
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キーワード | アクアポニックス / デシカント冷房 / 微生物叢 |
研究成果の概要 |
レタスの水耕栽培(HP),ナマズの水産養殖(AC),それらを複合したアクアポニックス(AP)の実証試験を行った.硝酸態窒素およびリン酸の蓄積はAPおよびHP区で軽減され,養液中から亜硝酸菌や硝酸細菌が検出され,APは持続可能な栽培システムであることが示された.焼却炉の約98℃の低温排熱から約43℃の温風を利用したデシカント冷房システムの実証試験をイチゴ温室で実施した. 導入空気の温度よりも約10℃温度を低下させ,冷房能力は約 175 Wで,COPは0.32 と試算された.さらに,吸着剤に吸着された水分の脱着が可能であることを確認し,廃熱を利用した冷房の可能性が示された.
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自由記述の分野 |
園芸科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉鎖系のアクアポニックスにおける餌の役割および微生物の動態を明らかにした点は学術的に意義がある.また,廃熱を利用したデシカント冷房の開発は学術的に意義がある.園芸と水産の複合経営や省エネルギー的な栽培につながるという観点から社会的にも意義がある.
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