研究課題/領域番号 |
17KT0077
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
豊後 貴嗣 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (40325361)
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研究分担者 |
スルチョードリ ビシュワジット 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (00535453)
後藤 達彦 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教 (30619391)
白石 純一 日本獣医生命科学大学, 応用生命科学部, 講師 (50632345)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2021-03-31
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キーワード | 多様性 / 環境 / 日本鶏 / 生理特性 / 行動特性 |
研究実績の概要 |
本年度は、肉用鶏を用いてオスタチン遺伝子型の違いが、グルココルチコイドによる骨格筋の遺伝子発現に及ぼす影響について調査した。 DEXは各筋部位におけるミオスタチン遺伝子発現量に影響しなかった。しかし、ミオスタチン関連遺伝子であるmyoblastの発現量は大胸筋および深胸筋において投与後1時間で減少し、大胸筋において投与2後時間で増加した。僧帽筋ではmyoblast遺伝子発現量は投与後2時間で増加した。またmyoD遺伝子発現量は大胸筋および深胸筋において投与後2時間で増加した。DEX投与は血漿中グルコース濃度に影響を及ぼさなかったが、遊離脂肪酸濃度は投与後1および2時間で増加した。投与後2時間の各遺伝子発現量および血漿代謝物濃度とミオスタチン遺伝子一塩基多型との関連性は認められなかった。 以上の結果から、DEXは肉用鶏の骨格筋形成関連遺伝子発現に影響を与えるが、ミオスタチン遺伝子一塩基多型との関連性はない。
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