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2017 年度 実施状況報告書

気候変動とグローバルヘルス

研究課題

研究課題/領域番号 17KT0118
研究機関東京大学

研究代表者

関山 牧子  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (90396896)

研究分担者 松田 浩敬  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (50451901)
ギータ モハン  東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 特任助教 (90647075)
研究期間 (年度) 2017-07-18 – 2020-03-31
キーワード気候変動 / 感染症 / 東アフリカ / 栄養不良
研究実績の概要

気候変動は、ヒトの健康に直接、間接的に影響を及ぼすが、その機序が複雑であることや実証データの蓄積が不十分であることから、気候変動問題解決に向けた保健分野からの科学的貢献の重要性が指摘されている。一方、保健分野においても、地球規模の健康問題解決のためには気候変動影響についての知見が不可欠であるとの認識が高まり、気候変動の健康リスクを軽減するためのモニタリングと行動変容の必要性が訴えられている。本研究は、気候変動にもっとも脆弱な地域である東アフリカを対象とし、これまで研究蓄積の少ない気候変動の健康影響を明らかにすることを第一の目的とする。
初年度は、東アフリカの学術の中心であるケニアのナイロビ大学にて、シンポジウム「Development of Climate Change Adaptation Strategies for Human Health Impacts in Urban Area of East Africa」を開催した。ナイロビ大学からは、ワンガリマータイ環境平和研究所、獣医学部、公衆衛生等から多数の研究者が参加し、東アフリカ地域における気候変動と健康について広い視点からの議論を行った。また、東京大学大学院新領域創成科学研究科のサステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラムが主催する国際シンポジウムに、ナイロビ大の教員3名及び学生を招聘し、共同研究に向けた議論を行った。同教員3名は、その翌日から開催された、新領域創成科学研究科卓越トライアル合宿「環境学・サステイナビリティ学のための最新遺伝子解析技術入門」にも参加し、エボラ出血熱の原因であるエボラウイルスの流行経路特定のために現地で活躍した小型の次世代シークエンサーMinIONを用いて遺伝子を解析する技術を学びつつ、最新の遺伝子解析技術を気候変動の健康影響解明のために活用するアイディアについて議論した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

カウンターパートと共同で、計2回のシンポジウムを開催し、共同研究の基盤づくりを行うことができたから。

今後の研究の推進方策

今年度(2018年度)11月初旬に、カウンターパートと共同でシンポジウムを実施する予定である。昨年度に開催した共同シンポジウムを規模の面で上回るだけでなく、ナイロビ大学が主催する獣医関連学会と連携することとしており、研究連携のさらなる充実が図られる。また、昨年度に現地にて収集した気候と疾病のデータの解析を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

分担者全員が現地調査に行けなかったため

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [学会・シンポジウム開催] Development of Climate Change Adaptation Strategies for Human Health Impacts in Urban Area of East Africa2017

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公開日: 2018-12-17  

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