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2019 年度 研究成果報告書

質量分析計によるトキソプラズマ症の再活性化検出法及び重症度の評価法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 17KT0124
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 複雑系疾病論
研究機関千葉大学

研究代表者

野呂瀬 一美  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (30156244)

研究分担者 彦坂 健児  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (30456933)
佐藤 守  千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (20401002)
野村 文夫  千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80164739)
研究期間 (年度) 2017-07-18 – 2020-03-31
キーワードトキソプラズマ症 / 質量分析 / 再活性化 / 重症化
研究成果の概要

トキソプラズマ症は原虫トキソプラズマ(本虫)感染で発症する。本虫は宿主の免疫状態により急増虫体あるいはシストを形成する緩増虫体とステージ変換を行うが、その関与因子を解析することは病原性や再発機序を解明する点で非常に重要である。
今回、in vitro本虫感染実験を行い、培養条件を変化させステージ変換の動向を分析し、各々のステージの培養上清を冷凍保存し、質量分析計によるタンパク質レベルでの解析に備えた。in vivo感染実験ではマウスの急性期あるいは慢性期の血清を同様に保存した。さらに、全国の医療施設から送付された臨床検体の残余検体より、病勢に関与する因子の質量分析を試みた。

自由記述の分野

寄生虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

トキソプラズマ症は細胞内寄生虫のトキソプラズマによる感染症であり、世界中では人口の3分の一が感染しているとされる日和見感染症である。免疫状態の正常な人は無症状であるが、免疫不全状態の人は、トキソプラズマ症が再活性化したり、重症化し致死となることが問題となっている。トキソプラズマは宿主の免疫状態により、病原性の異なるステージ変換を行うが、それに関与する因子を質量分析計によりタンパク質レベルで解析することで、病原性や免疫不全状態での再発機序を解明でき、予後を左右する早期診断・早期治療につながると期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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