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2019 年度 研究成果報告書

ゆるやかなつながりにより心身の健康に複合的効果を及ぼす農の社会的価値の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 17KT0147
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 次世代の農資源利用
研究機関京都大学

研究代表者

池田 香織  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (10706716)

研究期間 (年度) 2017-07-18 – 2020-03-31
キーワード運動療法
研究成果の概要

肥満や虚弱に至る原因の一つに活動量低下が挙げられる。農園芸作業は、ストレス軽減、食嗜好改善、適度な活動量維持など多面的効果の可能性がある。本研究では、糖尿病患者を対象に、農園芸作業の効果について検討を行った。糖尿病患者9名、クロスオーバーで、2018年に農園芸作業を行う群と2019年に行う群に割付した。大豆栽培と花卉園芸作業の詳細を設定した。介入年度は7月から11月の間に週1回大豆と花卉に関わる作業を行った。対照年度は従来治療を継続した。介入年度において、気分を測定する指標(POMS)にて活力が有意に上昇した。その他、ストレス関連ホルモン、体組成、活動量には明らかな効果は確認できなかった。

自由記述の分野

糖尿病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢の糖尿病患者が農園芸作業を行うことで、気分プロファイル指標における活力の上昇という、心理的効果が得られた。活動性の低下で悪化する疾患を有する高齢者に、活動性を高めるための介入として、農園芸作業は選択肢の一つになり得る。

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公開日: 2021-02-19  

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