研究課題
信頼性ネットワークに実世界コンテクストを表すノードを導入して柔軟なモデル化を行い、センサ等を用いてネットワークのノードとリンクを随時更新することにより、きめ細かく現地情報の信頼度を判定できる「生きた信頼ネットワーク」の確立につながる研究を実施した。具体的には、信頼ネットワークのモデル、複数の信頼ネットワークを抽出する手法、人と場所、人と人の近接性・親密度に関わる特徴量を抽出する手法、信頼ネットワークを更新する手法を開発した。さらに、グラフニューラルネットワークを用いてネットワークから関連情報を抽出するアルゴリズムを実装し、その性能を評価・検証した。既存のデータセットを用いた評価実験に加えて、屋内外の空間で実証実験を行って新たにデータを取得した。実験データを分析した結果については、国際会議等において論文の発表を行なった。平成29年度は、信頼ネットワークのモデルの拡張や、ネットワークを抽出手法、システムの連携方法について検討を行った。平成30年度は、信頼ネットワークのモデルや抽出手法の改良を行うとともに、複数のネットワークを処理する手法の検討を行った。また、応用シナリオや機能の開発に取り組んだ。H31/R1年度は、信頼ネットワークのモデルや抽出手法の改良を継続し、ソーシャルメディアやセンサのデータ用いて各種特徴量を取得する手法の検討を行なった。R2年度は、ソーシャルメディアと位置情報、トピックモデリングによる推薦手法を開発し、CQA(Community Question Answering)への応用を検討した。さらに、最終年度の実験に向けた環境整備を行った。R3年度は、ネットワークに基づく推薦機能、センシング機能、測位機能の改良を行い、大学生を対象とする実証実験を行なった。R4年度は、グラフニューラルネットワークに基づくアルゴリズムの改良と、研究成果の取りまとめを行なった。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件) 学会発表 (2件)
Proceedings of the 15th International Conference on Cross-Cultural Design (CCD 2023), Held as Part of HCI International 2023, Springer (to appear)
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Proceedings of the 10th International Conference on Distributed, Ambient, and Pervasive Interactions (DAPI 2022)
巻: 13326 ページ: 53~68
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10.1007/978-3-031-05431-0_5
Proceedings of the 14th International Conference on Cross-Cultural Design (CCD 2022)
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10.1007/978-3-031-06047-2_2