研究課題
特別推進研究
Rho GTPasesは、低分子量G蛋白質の一種でRho, Rac, Cdc42などがあり、アクチンと微小管の動態を制御して細胞の形態、運動、接着を調節している。本研究では、Rhoのシグナル経路によって誘導される細胞骨格とこれによって引きおこされる新たなシグナル伝達を詳細に解析することにより、細胞の機能発現に必要な細胞シグナルの時空間特異的制御の機構を明らかにする。また、これらRho GTPasesの細胞での機能を伝達する各種effector蛋白質の遺伝子欠損マウスを用い、Rho GTPasesを介する経路がどのように働いて個体の形成と生理の発現に働いているか、さらに、これらの経路の異常が、がんなどの病態にどのように関与するかを明らかにする。
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