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2006 年度 実績報告書

実験データに基づく蛋白質立体構造評価システム

研究課題

研究課題/領域番号 18016017
研究機関大阪大学

研究代表者

高野 和文  大阪大学, 大学院工学研究科, 助教授 (40346185)

キーワード蛋白質 / 安定性 / 立体構造
研究概要

本研究は、最近研究代表者が中心となり系統的な蛋白質構造物性に関する実験データを基に世界に先駆けて初めて体系化に成功した「アミノ酸安定性スケール」を用いて、遺伝情報からモデリングされた蛋白質構造、及び、遺伝子の機能改良・改変においてデザインされた蛋白質構造に関して、(1)それらを総合的に評価するシステムの構築、(2)構築されたシステムの実験的検証、(3)構築されたシステムの応用・実用化を行い、今後のゲノム情報科学の発展に応えようとするものである。本年度は、作製した評価システムを検証するために、好熱菌由来の安定な蛋白質や低温菌由来の不安定な蛋白質などを対象に、本評価システムを実験的に検証した。本評価システムは、蛋白質構造安定性データを基に作製され、任意の蛋白質の安定性をその構造情報から算出することによりその構造を評価するものである。従って、蛋白質の安定性が正しく算出出来るかどうかが重要である。そこで、好熱菌由来の安定な蛋白質と低温菌由来の不安定な蛋白質を用いて本評価システムを検証した。その結果、大まかには安定性を評価できることがわかった。しかし正確には評価することは難しく、今後の課題となっている。また、計算機で容易に評価できるソフトウエアの開発を進めた。ほぼ個々のソフトは完成した。今後、これらのソフトをまとめたプログラムの開発が必要である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of RNase HII from psychrotro hic bacterium, Shewanella sp. SIB1 as a high-activity type RNase H2006

    • 著者名/発表者名
      Chon
    • 雑誌名

      FEBS J 273

      ページ: 2264

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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