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2006 年度 実績報告書

摂食障害感受性遺伝子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18018045
研究機関国立成育医療センター(研究所)

研究代表者

中林 一彦  国立成育医療センター(研究所), 周産期病態研究部, 室長 (10415557)

キーワード摂食障害 / 拒食症 / 相関解析 / SNP / 疾患感受性遺伝子
研究概要

成果:6つの候補感受性領域における疾患感受性SNPsの探索
摂食障害患者456例(AN331例とBN125例)とコントロール872例を対象とするSNP相関解析を次の6領域に(各400-500kb)ついて実施した。
(1)神経細胞接着関連分子をコードするCNTN5遺伝子領域(11q22)、
(2)神経伝達物質放出制御分子をコードするSYT12遺伝子領域(11q13)、
(3)神経細胞膜貫通分子をコードするNETO1遺伝子領域(18q22)、
(4)CAMT1, PER3, PARK7などの脳関連遺伝子クラスター(1p36)、
(5)CDH18遺伝子近傍領域、
(6)IQ calmodulin-binding motif遺伝子領域
6領域で合計287SNPsをTaqMan Probe法によりタイピングした。各領域(MSマーカーを中心とする約400kbの範囲)につき,含まれる遺伝子の構造・位置を考慮の上、40-50個のSNPを選別した。コントロール群でのマイナーアレル頻度が5%以下,あるいはHardy-Weinberg平衡検定値がP<0.05示すSNPは相関解析の対象外とした。統計解析にはSNPAlyze(ダイナコム社)ならびにHaploviewを用いた。
統計解析を終了した(1)〜(4)の領域のうち、(1)と(4)領域について拒食症(AN)感受性(Permutation P-value<0.05, SFPAlyzeでの解析結果)を示す遺伝子(群)あるいはハプロタイプブロックを同定した。感受性SNPは、AN群あるいはその下位分類であるAN制限型(AN restricting type)との関連を示したが、BNとの関連は示さなかった。(5)(6)領域については統計解析を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ゲノムワイド解析による摂食障害遺伝子の探索と今後の課題2007

    • 著者名/発表者名
      中林一彦, 白澤専二
    • 雑誌名

      心身医学 47・4

      ページ: 259-264

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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